ポリカーボネート製バックボードが選ばれる理由
ミドルクラスからハイスペックモデルに見られるポリカーボネート製バックボードは、その高品質素材ゆえにコストもかかり中価格~高価格帯に多く採用されています。
アクリルと同じく透明樹脂だが使用用途は幅広く、ゴーグルやボトルタンクの身近な物から航空機・自動車・防弾ガラス等広く利用されています。
それはポリカーボネートの最大の特徴である耐衝撃・耐久性・耐熱性・難燃性等において高い特性をもっているからです。
優れている分コストは比較的に高めです。
ポリカーボネート製のチェックポイント
樹脂製品の中で抜群の耐衝撃強度
ポリカーボネートの耐衝撃強度はアクリルの約40倍、繊維強化プラスチック(FRP)の2倍です。バスケットゴールに使用されるバックボード素材の中では最強の強度です。
防弾ガラスに使用される程の強度をもっています。それだけで信用できる素材といえます。
高い透明度・光線透過率
透明度は86%とアクリルと見た目ではさほど変わらない程の透明感があります。アクリルの透明度は93%。ガラスは92%。アクリルの透明度はガラスを超えるくらい優れてはいます。
耐熱・耐寒性に優れている
-40~125℃まで耐えます。寒冷地から南国まで利用シーンを選びません。
ポリカーボネート製の注意点
日照による変色に注意
ポリカーボネートは日照による変色(黄ばみ)を起こす可能性が事があります。紫外線用のフィルムコーティングがされていれば問題ありませんので、加工されているか確認しましょう。