アクリルとポリカーボネートはどちらが良い?

バスケットゴールのボードに使用されるアクリルとはアクリル樹脂を指します。透明度が高く、高い耐久性を誇り、様々な製品に多用されています。同じ有機ガラスとしてポリカーボネートがある。ポリカーボネートも透明度と耐久性が特徴です。

アクリルとポリカーボネート、どちらかが極端に良いワケでは無く、双方、一長一短があります。

アクリル樹脂とポリカーボネートの比較

比較項目 アクリル樹脂 ポリカーボネート
透明度
対衝撃性
対擦性
耐候性
難燃性
割れ難さ
コスト

参考:
アクリル(PMMA)とポリカーボネート(PC)の違いについて
http://www.toishi.info/faq/question-twelve/pc-pmma.html

アクリルとポリカーボネートの特性と適性
http://www.acry-ya.com/acry-ya_new/html/tokucyo/htm/materials_selection.htm

アクリルは何と言っても透明度と耐候性が圧倒的に高く、ポリカーボネートは対衝撃性が非常に高いことが特徴です。

メーカーにより採用方針が異なる

LIFETIMEは対衝撃性や割れにくさ、難燃性、耐熱温度を考慮して、加工制限があり高価にも関わらずポリカーボネートを選択する傾向にあります。

対して、スポルディングは生産国がアジアを主体とするため、加工のしやすさ、傷のつきにくさ、耐候性(日光)、透明度を考慮してアクリルを使っています。

どちらが優れているかは利用環境や頻度に大きく左右されるので一概には言えませんが、衝撃や耐久性を重視するならポリカーボネート、透明度を重視するならアクリルが良いかと思います。

何れにしろ2大ブランドは、それぞれの欠点を補うためのコーティングが施されていますので、最終的には購入価格(より安い製品)で決めても特に問題は無いでしょう。

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