アクリル製バックボードの見極め方
低価格帯に見られる透明のアクリル製バックボード。バスケットゴールの中でも低価格〜中価格のラインナップに採用されています。
透明樹脂の製法は比較的簡単ですが、材料や配合、製造過程、厚みなどにより、製品の品質が大きく変わります。
素材の加工はアジア製でも先進国の製造品と遜色ないものを作れるはずですが、コストカットを図る事により品質が変わるため、一部強度不十分な製品があります。
よってアクリル製が強化プラスチックそざいより強度が低い場合もあるので、購入する製造国によっては注意が必要です。
アクリル製のチェックポイント
材料表記では判らない
アクリルは製造工程により強い力に弱い場合があり、十分な厚みと品質管理、加えて強度を保証するフレームの構造が重要になります。
日本国内、あるいは米国のように安定した装置と品質基準が有れば安心なのですが、アジア製(中国・台湾など)である場合、この品質・強度に足りていない場合もあります。
まずは、フレームをチェック
アクリルの問題は衝撃の耐久力にばらつきがある事です。熱にも若干弱く、可燃性です。アクリルの厚さと構造にもよりますが、まずはフレームの設計が重要になります。
フレームが大きいと見た目にも邪魔で、折角の透明性が活かしきれていないように見えるかもしれません。しかし、あまりに広い面積をアクリルだけで支えるのは強度に問題があるため、有名ブランド製品は敢てフレーム幅を大きくし補強も行っているのです。
ボードの厚み
最終的に強度を担保するのはアクリルボードの厚さになります。ただ、厚く多重のアクリルボードはコストが上がり、低価格帯にはありません。2枚以上の形成で、それぞれの厚みが十分で、かつ製法がしっかりしたものなら、まず十分な耐久性が確保されていると言えます。
購入する際、上記のボード性能をしっかり把握して購入する事をオススメします。